2012年6月4日月曜日

12/06/04(月)日本の出生率はどうやったら伸びるのだろうか。

豪ドル 84円42銭 買いポジション
豪ドル 86円45銭 買いポジション
豪ドル 88円13銭 買いポジション
豪ドル 104円07銭 買いポジション

現在豪ドル円は75円30銭前後です。下げています。まだまだ下げ相場は続きます。

先日、アメリカで子供を生み、子育てをしている日本人の友人と話をしていました。子育ての支援は日本とアメリカはどちらが充足しているのかを聞いてみると、日本のほうが断然充実しているとのことでした。

アメリカでは出生率が回復しています。子育て支援とは関係ないようです。それよりも、女性の社会進出が進んでおり、子供を生んだ女性は3ヶ月で仕事に復帰する人が普通のようです。仕事中はナニーに預け、5時過ぎに育児に戻るようです。なぜ3ヶ月で仕事に戻るかというと自分の仕事のキャリアを継続したいからだそうです。

アメリカの場合、経済的側面を男性にのみ期待するのではなく、自分ひとりでも育てていく気構えで産んでいるようです。その上で、子供は持ちたいという女性の自然な気持ちで子供をたくさん産んでいます。アメリカの場合、二分の一の離婚率のため、再婚した場合、互いの連れ子と二人の間の子供がいたりなどの家庭が普通のようです。養子縁組も多いようです。以前ネットで見たことがあるのですが、アメリカ人の4人に一人は血の繋がっていない子供を育てているそうです。

フランスの場合、子育て支援が日本より充実しています。出生率が低下したときに政府は積極的に子育て支援を充実したそうですが、一向に出生率は回復しなかったそうです。最近は回復しているのですが、その一番の理由が、女性が結婚をしなくて子供を産むようになったからだそうです。今は結婚していない女性の子供が半数に達しています。女性たちは子供を生むことと結婚することは別だと考える人が増え、結婚する相手は本当に一緒に暮らしていける人と結婚するそうです。

アメリカもフランスも子供を認知することは税制上有利なため、経済的に豊かな男性と女性は、積極的に認知します。

こんな風で二ヶ国の出生率は回復しています。人が少なくなるとさまざまな経済的パイが小さくなり経済的成長ができなくなります。出生率の回復は将来の国の経済的成長に不可欠です。

日本はどうすれば出生率が上がるでしょうか。子供手当てなど子育て支援を政府は考えていますが、政府にも予算がないためそんなに充実は難しいでしょう。上記のように出生率の上昇には女性を取り巻く環境と女性の考え方の変化がないと難しいようです。

この話を日本に帰ったときに女性たちに聞くと、ナニーに自分の子供を預けることはできない、預けても自分たちの家族までだといいます。3ヶ月で仕事に復帰なんて子供のことを考えたらできないといいます。結婚しなくて子供を育てるなんて考えられないといいます。仕事をしている女性は、5時に帰っていては男性と同じレベルの仕事はできないといいます。

今のままでは出生率は回復しないでしょうね。女性が結婚していなくても、一人で子供を育てられ、仕事を続けられる環境が必要で、且つ 女性がその生き方はいいね、子供産みたいねとならないと無理ですね。また、仕事での拘束時間が男性も含めて、もっと短くなることも大切だと思います。

日本型の出生率の上昇はどんな形で来るのでしょうか。伝統的な国、日本は簡単には変わらないと私は思います。やっぱり日本は萎むばかりなんですかね。それとも外国人がたくさん日本に入ってきて人口を保つのでしょうか。

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